2010年10月19日
切る木・残す木・植える木……埴栽計画
切る木・残す木・植える木……植栽計画
「吹き抜けの食堂の様子をお知らせします」と書いてから3週間が経ちます。足場はまだ組まれたまま。左官屋さんに聞いてみると「この漆喰壁は6回塗り直しをやるんだ。時間はかかるが、できあがったら、そりゃきれいだぜ。」と言う。 こんなわけで、今回は外の植栽計画をお知らせします。
家が126年の歴史があったように庭に植えられた木1本にもそれなりの歴史があります。花1輪、木1本が私たちの心を癒し和ませてくれます。庭づくりはただ単に家を造るだけでなく同時に考え、大切にしたいものです。
植木屋さんは庭木は1本とて切るものじゃないと言います。しかし、あまり大きくなりすぎた木はやっかいなものです。今回のとなりや再生工事では、庭はまったく手をつけずに家だけを造り替えました。しかし、北側の門をくぐるとつぼ庭までの通路に3本の大木がありました。
3月13日の解体中の写真です。コンクリートづくりの門を入ったすぐのところに赤松の木。その奥の足場が組んである中に木曽5木のうちのさわらの木が2本ありました。1本は塀を作る時にじゃまになってしまうので切り倒しました。中は腐って空洞になっていました。「うとろ」といいます。電話でこの状態を知らされた私はもう1本のさわらの木も切ってもらうようにお願いしました。 2本とも大きくなりすぎたために、かつて父が頭を切って止めていました。切り口に雨水がはいらないように処理をしておけば良かったのに、そのままにしてありました。切り口から雨水が入り込み、長い間に中心部が腐っていたのです。
家ができ、塀ができてしまった後になってこの木が倒れたりして、処分しようとすれば大変なことになります。直径70㎝ほどの切り株は中心の50㎝ほどは空洞になっていてもう限界で、切ってもらってよかったと思いました。
そのかわり入り口の赤松だけはなんとか残したいと願い、写真のように塀と駐車場の基礎工事をしてもらいました。松は10㎝でも埋土すると枯れてしまうようです。根本まわりにはバークチップを入れたいと考えています。


両隣は大和塀で囲み、道路に面した部分は車5台ほどが駐車できるスペースをとります。玄関前には緑が欲しいので植栽スペースを作ってもらいました。4枚目の写真で犬走りの前に60㎝ほどの幅で玄関の両側に10㍍ほどあります。来春、ニシキギ・やまぼうし・花水木・どうだんつつじ・さらさどうだんつつじなど四季の移り変わりを感じられる赤と白の花が咲き、赤い実のなる低木の落葉樹を中心に並べたいと考えています。庭木いじりの好きな私は佐久の畑で育ててきた木を移植して小さな植栽スペースを自分の手でと思っています。


来週は何がお伝えできるかお楽しみに。
「吹き抜けの食堂の様子をお知らせします」と書いてから3週間が経ちます。足場はまだ組まれたまま。左官屋さんに聞いてみると「この漆喰壁は6回塗り直しをやるんだ。時間はかかるが、できあがったら、そりゃきれいだぜ。」と言う。 こんなわけで、今回は外の植栽計画をお知らせします。
家が126年の歴史があったように庭に植えられた木1本にもそれなりの歴史があります。花1輪、木1本が私たちの心を癒し和ませてくれます。庭づくりはただ単に家を造るだけでなく同時に考え、大切にしたいものです。
植木屋さんは庭木は1本とて切るものじゃないと言います。しかし、あまり大きくなりすぎた木はやっかいなものです。今回のとなりや再生工事では、庭はまったく手をつけずに家だけを造り替えました。しかし、北側の門をくぐるとつぼ庭までの通路に3本の大木がありました。

3月13日の解体中の写真です。コンクリートづくりの門を入ったすぐのところに赤松の木。その奥の足場が組んである中に木曽5木のうちのさわらの木が2本ありました。1本は塀を作る時にじゃまになってしまうので切り倒しました。中は腐って空洞になっていました。「うとろ」といいます。電話でこの状態を知らされた私はもう1本のさわらの木も切ってもらうようにお願いしました。 2本とも大きくなりすぎたために、かつて父が頭を切って止めていました。切り口に雨水がはいらないように処理をしておけば良かったのに、そのままにしてありました。切り口から雨水が入り込み、長い間に中心部が腐っていたのです。
家ができ、塀ができてしまった後になってこの木が倒れたりして、処分しようとすれば大変なことになります。直径70㎝ほどの切り株は中心の50㎝ほどは空洞になっていてもう限界で、切ってもらってよかったと思いました。
そのかわり入り口の赤松だけはなんとか残したいと願い、写真のように塀と駐車場の基礎工事をしてもらいました。松は10㎝でも埋土すると枯れてしまうようです。根本まわりにはバークチップを入れたいと考えています。


両隣は大和塀で囲み、道路に面した部分は車5台ほどが駐車できるスペースをとります。玄関前には緑が欲しいので植栽スペースを作ってもらいました。4枚目の写真で犬走りの前に60㎝ほどの幅で玄関の両側に10㍍ほどあります。来春、ニシキギ・やまぼうし・花水木・どうだんつつじ・さらさどうだんつつじなど四季の移り変わりを感じられる赤と白の花が咲き、赤い実のなる低木の落葉樹を中心に並べたいと考えています。庭木いじりの好きな私は佐久の畑で育ててきた木を移植して小さな植栽スペースを自分の手でと思っています。

来週は何がお伝えできるかお楽しみに。