2011年12月09日
画廊となりやの版画を見ながら
画廊となりやの版画をみながら
12月、いよいよ年賀状を書かねばという時期になりましたね。皆さんも今年はどんな年賀状にしようか、なんて考え始めていらっしゃることでしょう。
「切り絵で年賀状を!」と白井信吾先生から教えていただいてからもう30年。その切り絵は7、8枚も刷れば型紙が破れてしまいダメ。「破れない型紙は?」と考え、始めた木版画での年賀状も28年目になりました。
11月になると、今年の題材はどこにしようか、何にしようかと考えあちこち歩き探し始めます。
そして今までの作品を見返してみます。一ヶ月ぶりに宮ノ越 画廊となりやの展示作品を見てきました。

まず、11月にいただいた礫石さんの切り絵の「画廊となりや」を展示しました。右側の作
品が2年前の「解体前のとなりや」の版画作品です。これは白・黒・赤の3色刷りでした。

昨年の作品、木曽平沢の「笹吉漆器店」です。
これは黒の上に白で刷った2色刷りの作品です。
22年ぐらい前の作品です。佐久市の塩名田宿の本陣「丸山邸」の版画です。
この頃から、黒刷りの上に白刷りでするという我流の版画になってきたように思います。
そして、題材は木造建築物に絞られてきました。

20年前の作品、やはり佐久市にある旧中込学校です。小さな洋風の建物です。
松本市の旧開智学校は大きな洋風学校として有名ですが、中込学校の方が1年早く建てられたものです。
こんな作品を見ながら、今まで住んでいた佐久市の木造建築物が多かったのですが、そろそろ拠点を木曽に移そうと考え、宮ノ越→木曽平沢と版画にしてきましたので、間の奈良井か薮原か。奈良井宿は今年9月までNHKの朝ドラ「おひさま」のロケ地でいまもブームで多くの観光客が歩いているので避け、45年ぶりという薮原宿を歩いて探すことにしました。次回のブログでは薮原宿をご案内します。
最後に紹介し忘れた版画を刷った後の版木の紹介をしたいと思います。
版画作品を展示した部屋の片隅に長持ちを置き、その中に白黒の版木を2枚並べて展示してあります。
手前左は飯山の雁木通りの作品ですが、左から 「下絵 →黒刷り版木 →白刷り版木 →完成品」というように並べ制作過程がわかるように展示してあります。

では、薮原宿へ行って来ます。
12月、いよいよ年賀状を書かねばという時期になりましたね。皆さんも今年はどんな年賀状にしようか、なんて考え始めていらっしゃることでしょう。
「切り絵で年賀状を!」と白井信吾先生から教えていただいてからもう30年。その切り絵は7、8枚も刷れば型紙が破れてしまいダメ。「破れない型紙は?」と考え、始めた木版画での年賀状も28年目になりました。
11月になると、今年の題材はどこにしようか、何にしようかと考えあちこち歩き探し始めます。
そして今までの作品を見返してみます。一ヶ月ぶりに宮ノ越 画廊となりやの展示作品を見てきました。

まず、11月にいただいた礫石さんの切り絵の「画廊となりや」を展示しました。右側の作
品が2年前の「解体前のとなりや」の版画作品です。これは白・黒・赤の3色刷りでした。

昨年の作品、木曽平沢の「笹吉漆器店」です。
これは黒の上に白で刷った2色刷りの作品です。

22年ぐらい前の作品です。佐久市の塩名田宿の本陣「丸山邸」の版画です。
この頃から、黒刷りの上に白刷りでするという我流の版画になってきたように思います。
そして、題材は木造建築物に絞られてきました。

20年前の作品、やはり佐久市にある旧中込学校です。小さな洋風の建物です。
松本市の旧開智学校は大きな洋風学校として有名ですが、中込学校の方が1年早く建てられたものです。
こんな作品を見ながら、今まで住んでいた佐久市の木造建築物が多かったのですが、そろそろ拠点を木曽に移そうと考え、宮ノ越→木曽平沢と版画にしてきましたので、間の奈良井か薮原か。奈良井宿は今年9月までNHKの朝ドラ「おひさま」のロケ地でいまもブームで多くの観光客が歩いているので避け、45年ぶりという薮原宿を歩いて探すことにしました。次回のブログでは薮原宿をご案内します。
最後に紹介し忘れた版画を刷った後の版木の紹介をしたいと思います。
版画作品を展示した部屋の片隅に長持ちを置き、その中に白黒の版木を2枚並べて展示してあります。
手前左は飯山の雁木通りの作品ですが、左から 「下絵 →黒刷り版木 →白刷り版木 →完成品」というように並べ制作過程がわかるように展示してあります。

では、薮原宿へ行って来ます。