2010年09月03日

梁組み 3

梁組み 3
 
 8月に入り、部屋の仕切りの下地板やボードがはられ、壁がつくられ始めました。壁は塗り壁とクロスばりとがあります。
主に新材をつかって作られたところはクロスばりになりますが、再生材を使う居間や食堂は漆喰塗りの壁になります。和室や廊下・
ホール・居間などの天井高は昔のままの229cmなので、食堂は圧迫感のないゆったりした空間になるように吹き抜けにして天井高は385cmで、梁を出します。
 梁は全部で5本です。写真では奥(南側)の壁に1本組み込まれています。8月22日に投稿した「梁組み1」でいちばん最初に紹介した梁です。この写真では横3本並んだ一番奥の窓の上の梁です。 右側(方位では西側)の壁に1本組み込み込まれ、3本が天井の下に出ています。        
 梁組み 3                      























 写真の左手(東側)は寝室で、右手には書斎があります。どちらの部屋からも障子の小窓を開けると食堂が上からのぞけるようになっています。 2枚目の写真は下から梁と書斎の小窓を見上げたところです。

梁組み 3





 

















書斎は初めはつくる予定はすなかったのですが、強度計算上、1本は切っても大丈夫という話で、ホールに近い梁を切るとそこに4畳のスペースができ、物置にしてもよいという話。納戸・クローゼットは別にあるので、だったら書斎にとお願いし、突きあたりの梁の奥に壁をつけ梁の上下に本棚をくみこんでもらいました。
 梁組み 3























書斎の小窓から食堂をのぞいたのが次の写真です。柱と柱の間に小窓が2つ開いています。
左側(方位では北側)は階段なのですが、梁を受けた梁床の下に細長い開きスペースがありま
す。ここは小窓ではなく、欄間が2枚入ります。

梁組み 3























5本の梁の長さは、3間が3本と3,5間が2本でした。再生の家では3間が2本、2.5間が2本、2間が1本、使われます。1間の長さで3本(実際には組み込んで使うので1間より短くなるが)分が切り取られます。それが次の写真です。150~160㎝ほどの梁が切り落とされ、並べられていました。現場監督に聞くと使われない材だと言う。それではといただいて来て、今住んでいる佐久の家の車庫に置いたものです。農作業が一段落したら、1本を4つに切り足にして、ベンチを2基つくり出桁づくりの下の犬走りに置こうかと考えています。
  
梁組み 3




























9月1日には工事用の足場とシートがはずされ建物の全容が見られるようになったと電話がありました。週末には木曽へ行きます。
「出桁づくりと建物全容」を明らかにしたいと思います。




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Posted by 画廊となりや at 14:18│Comments(0)古民家再生

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