2011年01月10日

家具 1

【 家 具 1 】                      
 
 あけましておめでとうございます。
 年末・年始はとてもいそがしくブログに向き合う時間がありませんでしたので、今日のブログが初ブログになります。2011年もよろしくお願い致します。

昨年、11月13日に古民家再生の工事が終わり、引き渡しを受けました。本年は5月に親子3人展を開き、「画廊となりや」の本格的デビューを目指しています。この間に展示作品の準備と共に家具の選定を進めていく予定です。
今回から家具について考えていきたいと思います。
 仏壇の位牌を調べると江戸時代元禄年間の前の貞享元年(1684年)の先祖のものからすべて揃っています。仏壇も家に合ったものにリニューアルしなくてはと思い、塩尻市贄川の城取うるし工芸の城取社長に相談しました。
 飾りは少ないが内部の収納力の多い使いやすい仏壇です。観音開きの障子戸と下の戸袋の襖はりを欅の板張りにして漆塗りで仕上げるということになりました。
 家が完成した11月19日に出来上がった仏壇を運び込んでいただきました。素晴らしい出来映えに感心し、城取さんにお願いしてよかったと思いました。他の業者にも見積もりしてもらったのですが、30万円も高かったのです。さらに位牌入れの笠の頭にあるはずの擬宝珠(ぎぼし)が宮ノ越宿の大火の際に運び出した時だと思いますがとれてなくしてしまったのも作って塗り直していただきました。
 神棚は少しずれた左上にあります。家族が生活する一番近い場所に置くのがいいと思い食堂に仏壇置きを造ってもらい、その上に置いたところです。
家具 1



















































真っ先に買った家具は広縁に置くテーブルセットです。5月頃、初めて入った奈良井の花野屋さんという漆器店で見つけたものです。お茶をご馳走になったのですが、座った椅子と机、この材は何かと聞くと「栃」だという。厚さ10㎝ほどの分厚い材。これだけの栃の木はそうあるものじゃない。すぐに一間幅の広縁に置けば最高。早速、値段の交渉。奥の事務室にいたおかみさんが15万でという。すぐに11月に搬入していただくことで予約しました。
 後でその店の伝統工芸師の息子さんが「えーっ、15万って言っちゃったの?」という話を若い奥さんからお聞きしました。店の奥においてあるもう一組の同じ栃材のセットは2㎝ほど高いそうですが、25万とか。
 でも、家見の会や建築に関わった皆さんへ内祝としてろくろを回して作った桜材の茶筒の作品を20個購入したのでお店に損はさせなかったと思います。納入の時は全部磨き直し、漆を塗り直してくれてありました。
家具 1




















































これから購入しようと思っているのは食堂のテーブルセット。平沢の漆器店でタモ材のセットをみつけたのですが、迷っている間に売れてしまった。
 正月、善光寺への初詣の帰りに大門町の松葉屋家具店で一枚板のテーブルセットを見ました。
写真は栓(天板)とタモ材の脚のテーブルセット。天板を裏返すと違った味わいになる、両面使えるのが一枚板のテーブルの利点ですというのが店主の話。
 セン、タモ、ナラ、ケヤキ、クリ、ウォルナット、トチなどの一枚板が並んでいました。
2月まとまった休みが取れるので、飛騨まで出かけていって飛騨家具を見てこようと思っています。
 
家具 1

























 12日には植栽用の畑土が入ります。年が明けて初めて木曽へ行って来ます。改めてもう一度古民家再生の家を見直して新しい発見を発信できたらと思います。










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Posted by 画廊となりや at 10:23│Comments(0)古民家再生

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