2011年02月10日
飛騨高山へ
飛騨高山
高山は「飛騨の小京都」と呼ばれる古い町並みの残る街です。京都の祇園祭りに匹敵するともいわれる高山祭りの山車が各町内に保存されている街でもあります。また、昔から「飛騨の匠の郷」と呼ばれ、大工さんや家具作りに卓越した技術をもつ職人を多く出した土地でもあります。
2月1日から3日までは勤務を外し、今年初めて2泊の予定で木曽へでかけました。宮ノ越から高山へは開田から長峰峠を越して361号線で行くと86km、2時間でいけます。一番の目的は「飛騨匠館」に一枚板のテーブルを見に行くことでした。

古い家並みが残る上一之町から上三之町、下一之町から下三之町にはそれぞれ上組・中組・下組ごとに高山祭りの山車を保存する大きな建物(蔵)がありました。6つの町に上・中・下と3つの組があるのですから、山車を収納する蔵は18もあります。
下一之町をすぎると目的の「匠館」がありました。でも、残念「水曜定休日」でした。
しかたなく下三之町はずれにある日下部邸をみることにしました。

土間と土ではなく同じサイズの厚い木材が敷き詰められていた。豊かな木材を敷き詰めるんだから、多分固い栗材なのでしょう。木曽も山ばかりの郷で木材は豊富です。しかし、木曽はその多くが尾張藩領、木曽福島には山村代官屋敷もあり、「木一本、首一つ」と言われ、木に傷つけたものは首を刎ねられたといわれていた。高級な桧の産地であったわけです。
上り框の高くなったところは畳が敷かれ、衝立の奥には囲炉裏が刻まれていました。
中央の千枚格子戸の上に並んだ提灯箱はしっかり磨かれていました。そうか、となりやにもススでくすんではいるが5つほど提灯箱があったっけ、ちょっときれいにしてみようかなと思いました。
これだけの大きな家だけに不思議なことが一つ。2階に上る階段が2つあったのですが、どちらも極端に幅が狭く、急な傾斜の階段でつかまるひもまで垂らされていることでした。多分これは、この家の家族は一階で生活し、二階にはこの家の使用人たちが寝泊りしていたのだろうと思います。狭い階段部分に板戸を閉めれば、階下に降りることはできず、逃げ出すこともできません。奉公に出る厳しさゆえの造りではないか、そんなことを考えてしまいました。


匠館は休業日でしたが、飛騨産業という家具製造メーカーは営業していたので、行ってみました。広い展示場にテーブルもたくさんおいてありましたが、目的の一枚板のものはなく合板でデザインも凝ったものでした。飽きのこないシンプルなものを希望していたので、今日はそのまま帰りました。

高山は「飛騨の小京都」と呼ばれる古い町並みの残る街です。京都の祇園祭りに匹敵するともいわれる高山祭りの山車が各町内に保存されている街でもあります。また、昔から「飛騨の匠の郷」と呼ばれ、大工さんや家具作りに卓越した技術をもつ職人を多く出した土地でもあります。
2月1日から3日までは勤務を外し、今年初めて2泊の予定で木曽へでかけました。宮ノ越から高山へは開田から長峰峠を越して361号線で行くと86km、2時間でいけます。一番の目的は「飛騨匠館」に一枚板のテーブルを見に行くことでした。
古い家並みが残る上一之町から上三之町、下一之町から下三之町にはそれぞれ上組・中組・下組ごとに高山祭りの山車を保存する大きな建物(蔵)がありました。6つの町に上・中・下と3つの組があるのですから、山車を収納する蔵は18もあります。
下一之町をすぎると目的の「匠館」がありました。でも、残念「水曜定休日」でした。
しかたなく下三之町はずれにある日下部邸をみることにしました。
土間と土ではなく同じサイズの厚い木材が敷き詰められていた。豊かな木材を敷き詰めるんだから、多分固い栗材なのでしょう。木曽も山ばかりの郷で木材は豊富です。しかし、木曽はその多くが尾張藩領、木曽福島には山村代官屋敷もあり、「木一本、首一つ」と言われ、木に傷つけたものは首を刎ねられたといわれていた。高級な桧の産地であったわけです。
上り框の高くなったところは畳が敷かれ、衝立の奥には囲炉裏が刻まれていました。
中央の千枚格子戸の上に並んだ提灯箱はしっかり磨かれていました。そうか、となりやにもススでくすんではいるが5つほど提灯箱があったっけ、ちょっときれいにしてみようかなと思いました。
これだけの大きな家だけに不思議なことが一つ。2階に上る階段が2つあったのですが、どちらも極端に幅が狭く、急な傾斜の階段でつかまるひもまで垂らされていることでした。多分これは、この家の家族は一階で生活し、二階にはこの家の使用人たちが寝泊りしていたのだろうと思います。狭い階段部分に板戸を閉めれば、階下に降りることはできず、逃げ出すこともできません。奉公に出る厳しさゆえの造りではないか、そんなことを考えてしまいました。
匠館は休業日でしたが、飛騨産業という家具製造メーカーは営業していたので、行ってみました。広い展示場にテーブルもたくさんおいてありましたが、目的の一枚板のものはなく合板でデザインも凝ったものでした。飽きのこないシンプルなものを希望していたので、今日はそのまま帰りました。
Posted by 画廊となりや at 10:05│Comments(0)
│古民家再生