2011年04月24日
障子戸
【障子戸】
古民家再生でいろいろなこと・ものを紹介してきましたが、忘れていたものがありました。
障子です。前に裏の庭にブラインドを取り付けてもらったことを紹介しました。表側はすべて障子戸です。

朝日が差し込むと和室の障子には外側の格子の影が写し出されます。
障子は内山紙を使ってあります。和紙は強い太陽光線を受け止め、室内へはやわらかな光りとなって差し込みます。カーテンやブラインドとまったく違い、日本建築にはなくてはならないものです。
今はこの外に二重ガラスのアルミサッシ戸が入っていますが、昔は障子戸一枚が外気を遮ってくれる唯一のものでした。紙一枚ですが、結構な保温力もあります。
小さな頃、電球の光を利用して、影絵を障子に写したり、両手を組んでキツネの顔を作ったりして遊んだことも思い出しました。

居間と食堂の仕切りに使われている障子戸です。以前、中段はガラスが入っていました。
次は書院の戸です。これも以前はガラスが入っていました。この二ケ所の戸は、実は障子
紙ではなく宮入設計士さんの計らいで、ガラスを外し和紙に似たプラスティックをいれてあります。見た目は障子とほとんど同じです。こうしたことにより、障子のサンがよりきれいに浮きだって見えます。

玄関を入ると正面に3枚の千枚格子戸があります。黒塗りの柱や長押・廊下などの中でこの戸だけは昔からの柿渋染めで朱色です。格子は細く大変美しいのですが、裏側は写真のような障子が4枚ずつはめ込んであります。


5枚目の写真は寝室と食堂の間の障子窓です。食堂を上から見下ろすことができます。梁も見えてますし、食堂を照らすあかっぽい電球の灯りがもれてきています。
食堂と居間には床暖房が入っていますので、冬はこの窓を開けておくと床暖の熱がこのまどから入り込んできて寝室も暖かくなっています。
そして、6枚目は寝室の障子です。表に面しているので、朝日が差し込みます。天井には両横の漆喰壁を照らすスポットライトもつけてもらっていますので、ホールに飾りきれない作品を展示する時はこの部屋も開放しようと思っています。

4月23日に木曽に行くと、6日に移植したミツバツツジが濃いピンクの花を咲かせていました。5月に咲くハナミズキの蕾もふっくらと膨らみ始めていました。真ん中のヤマボウシもよく見ると細い葉芽が多い中に5つ6つほどふっくらと膨らんだ花芽を見つけました。6月下旬が楽しみです。
明治時代の小説家の国木田独歩は「武蔵野」という作品の中で落葉樹・落葉樹林の葉が落葉する晩秋から冬の美しさを描いていますが、芽吹き、花が咲く春。緑の葉が濃さを増していき、実がなる夏。紅葉に染まる秋。そして落葉の冬。四季を楽しめるのが落葉樹の植栽だと思っています。
古民家再生でいろいろなこと・ものを紹介してきましたが、忘れていたものがありました。
障子です。前に裏の庭にブラインドを取り付けてもらったことを紹介しました。表側はすべて障子戸です。

朝日が差し込むと和室の障子には外側の格子の影が写し出されます。
障子は内山紙を使ってあります。和紙は強い太陽光線を受け止め、室内へはやわらかな光りとなって差し込みます。カーテンやブラインドとまったく違い、日本建築にはなくてはならないものです。
今はこの外に二重ガラスのアルミサッシ戸が入っていますが、昔は障子戸一枚が外気を遮ってくれる唯一のものでした。紙一枚ですが、結構な保温力もあります。
小さな頃、電球の光を利用して、影絵を障子に写したり、両手を組んでキツネの顔を作ったりして遊んだことも思い出しました。


居間と食堂の仕切りに使われている障子戸です。以前、中段はガラスが入っていました。
次は書院の戸です。これも以前はガラスが入っていました。この二ケ所の戸は、実は障子
紙ではなく宮入設計士さんの計らいで、ガラスを外し和紙に似たプラスティックをいれてあります。見た目は障子とほとんど同じです。こうしたことにより、障子のサンがよりきれいに浮きだって見えます。

玄関を入ると正面に3枚の千枚格子戸があります。黒塗りの柱や長押・廊下などの中でこの戸だけは昔からの柿渋染めで朱色です。格子は細く大変美しいのですが、裏側は写真のような障子が4枚ずつはめ込んであります。


5枚目の写真は寝室と食堂の間の障子窓です。食堂を上から見下ろすことができます。梁も見えてますし、食堂を照らすあかっぽい電球の灯りがもれてきています。
食堂と居間には床暖房が入っていますので、冬はこの窓を開けておくと床暖の熱がこのまどから入り込んできて寝室も暖かくなっています。
そして、6枚目は寝室の障子です。表に面しているので、朝日が差し込みます。天井には両横の漆喰壁を照らすスポットライトもつけてもらっていますので、ホールに飾りきれない作品を展示する時はこの部屋も開放しようと思っています。

4月23日に木曽に行くと、6日に移植したミツバツツジが濃いピンクの花を咲かせていました。5月に咲くハナミズキの蕾もふっくらと膨らみ始めていました。真ん中のヤマボウシもよく見ると細い葉芽が多い中に5つ6つほどふっくらと膨らんだ花芽を見つけました。6月下旬が楽しみです。
明治時代の小説家の国木田独歩は「武蔵野」という作品の中で落葉樹・落葉樹林の葉が落葉する晩秋から冬の美しさを描いていますが、芽吹き、花が咲く春。緑の葉が濃さを増していき、実がなる夏。紅葉に染まる秋。そして落葉の冬。四季を楽しめるのが落葉樹の植栽だと思っています。
Posted by 画廊となりや at 10:55│Comments(1)
│古民家再生
この記事へのコメント
Posted by totoro at 2011年04月26日 06:24
素敵な画廊…となりやですね…
障子ってこんなに色々な表情が♡♡(๑→ܫ←人→ܫ←๑)♡♡
あるんですね…
やさしい光が…暖かですね
次女さんの黒猫の絵…にゃんこちゃんの…障子越しの
模様が…とってもかわいらしいです…
先日は…お元気な笑顔…うれしかったです